ボマーです!
今回は、僕が公務員を辞める決意をした理由を紹介します。
公務員の方は、辞めるまでいかなくても共感してくれる方が多いと思います。
大きな理由としては以下の3点です。
- 将来を見通したときに、やりがいを持って仕事している姿が想像できない。
- 自分がコントロールできない部分が多すぎる。
- 過去に受けたクレームが頭から離れない。
それでは順番に解説していきます!
将来を見通したときに、やりがいを持って仕事している姿が想像できない。
この理由が退職を決意するに至った最大の理由になります。
公務員は全体の奉仕者であるため、市民・住民のために、
仕事を確実に遂行しなければなりません。
しかし、その仕事の先に市民が見えない仕事が多すぎます。
「~計画」の義務的策定
市役所のどの部署に行っても「~計画」は、数多く存在します。
その大部分は、国が法律等で地方自治体に策定義務を課すもので、
市役所の担当者が「思い」を持って策定するものは皆無です。
その割に、手間がかかり、膨大な時間が割かなればならないため、
「自分が何のためにこの計画を作っているのか?」という疑問が常にあります。
皆さんも、自分の住んでいる自治体のHPを見てください。
「~計画」が無数になります。でも、見てもなんとも感じないことでしょう。
でも、手間は多分にかかっています。
国からの義務だけで作っていて、市民の大部分が見ない計画を作るは、
非常に苦痛で、モチベーションが下がります。
「~報告」等の調査仕事の多さ
今はもう何とも思いませんが、市役所に入ってまず思ったのが、
調査仕事の多さです。
今いる部署を例に取ると、
「トイレの数報告」、「バリアフリー化の進捗率」、
「~計画の策定状況」、「施設の木材使用率」等
毎週なんらかの調査依頼が県等からあり、それに期限内に回答しなければなりません。
でも、回答が間違っていようがいまいが、それほど影響はありません。
しかし、調査によっては、かなり時間を要するものがあり、
通常業務の足枷で、やる気が下がります。
課長等になったときの議会対応したいか?
課長等の上席になった時に発生するのが、議会対応です。
議会というと、その「自治体の意思決定の場」と比喩されますが、
実際はただのプロレスごっこです。
質問する内容が事前に決まっていて、
それに対応する返答まで打ち合わせすることがあります。
お互いが「答えられない恥」をかかないように事前に準備をします。
また、議会で質問されないように、赤〇新聞・聖〇新聞を半強制的に取らされます。
将来的にこのようなことをしたいですか?
答えは明確に「NO!!」です。
自分がコントロールできない部分が多すぎる。
これは公務員に限ったことではなく、ある程度の規模感の会社では、
致し方ないことかもしれません。
でも、公務員特有のことがあります。
数年ごとの人事異動
公務員には、数年ごとに人事異動があります。
若手職員なら2~3年ごとに部署が異動します。
僕も12年目ですが、もう4部署目です。
異動歴としたら、
公営住宅管理部署(3年・入庁)→人事管理部署(4年)→
農林水産部署(4年)→学校施設管理部署(2年・現在)
といった感じで異動をしてきました。
この異動は完全に運です。
いつ?・どこへ?・誰と?・どのような業務か?
これは全く分かりません。その時の情勢次第です。
完全に運なため、自分の不得意な分野への配属でも、
次の異動までは我慢しなければなりません。
また、全く未知の分野への配属のため、
一から勉強し直しです。
この異動が辛く、メンタル不調になる人を多数見てきました。
完全な年功序列
市役所に入庁する前から、分かっていることですが、
公務員は完全に年功序列です。
この年功序列は実際かなりモチベーションを下げます。
僕は去年、「係長」という役職に就きました。
ただし、給料は変わりません。責任だけが乗りました。
同期で役職がついていない人と給料が同じです。
これでやる気が出ますか?
僕は出ませんでした。
この役職が付くまでは、年功序列に関して、何とも思ってませんでしたが、
いざ自分の立場になると不公平です。
この不公平を口に出さないのが美徳とされている空気感も嫌です。
過去に受けたクレームが頭から離れない。
公務員は常にクレームを受け続ける立場にあります。
市民からの電話があれば、その何割かはクレームです。
中には大分きついものまであります。
僕もこれまで数多くのクレームを体験していますが、
きついものは今でも鮮明に覚えています。
自分が相続人だと納得できない←抗議文が届き何回も文書で対応
農林水産部署で勤務していた時に、
ある相続に対して通知分を発送しまた。
それから電話が掛かってきて、
「自分が相続人なんて納得できない」
「相続というものをお前は全く理解してない」
「適当なことばっかりしてるから抗議する」
と罵られ、数日後に僕個人宛に抗議文が郵送されてきました。
相続に関しては、きちんと戸籍を調べ、なおかつ、
法令に基づいた通知なので、なんの落ち度もありません。
しかし、電話で罵られ、個人宛の抗議となると、かなり動揺します。
結果的に何回も文書をやり取りするはめになり、
対応に3か月ほど要しました。
このようなクレームは市役所に勤務している限り避けられません。
他にも多々あるので、今後紹介していきたいと思います。
非常につらいです。
最後に
以上、僕が市役所を辞める決意をした理由3点になります。
ただ、何も仕事でも、一定の不平・不満はあります。
ただ、自分の職業選択でその不平の割合を減らすことは、
可能だと思うので、僕は市役所を辞め転職します。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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